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家電リサイクル法とは?対象4品目とリサイクル料金をわかりやすく解説

「冷蔵庫の冷えが悪くなってきた」「テレビを薄型に買い替えたい」「引っ越しを機にエアコンを処分したい」。そんな時、ふと頭をよぎるのが「家電リサイクル法って、なんだか難しそう」という不安ではありませんか。

整理収納アドバイザー兼家電活用コンサルタントの佐藤優子です。実は私も、家電メーカーの広報部で働いていた頃から、家電を手放す時のお客様の戸惑いをよく耳にしてきました。専門用語が並ぶと、急にハードルが高く感じてしまいますよね。

この記事では、家電リサイクル法の基本から、対象になる4品目、2026年4月時点の最新リサイクル料金、正しい処分方法、そして「捨てる以外の賢い選択肢」まで、まるごとお伝えします。

家電リサイクル法 対象4品目を知ろう。
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4品目が対象。処分前にリサイクル料金と正しい手順を確認しておくと、いざという時にスムーズに動けます。

家電リサイクル法とは?2001年施行のリサイクルルールをわかりやすく解説

家電リサイクル法と聞くと、なんだか堅苦しい印象を受けますが、要は「家電を捨てる時に、決められた流れで再資源化していこうね」というシンプルなルールです。私たちの暮らしと、地球の未来をつなぐ大切な仕組みなんですね。

家電リサイクル法の正式名称と制定の背景

家電リサイクル法の正式名称は「特定家庭用機器再商品化法」といいます。長い名前ですが、「特定の家庭用機器(=家電)を再商品化する(=リサイクルする)ための法律」と読み解くと意味が見えてきます。

この法律は、1998年(平成10年)6月に成立し、2001年(平成13年)4月から本格的に施行されました。背景にあるのは、廃家電に含まれる鉄・アルミ・銅・ガラスといった有用な資源を、ゴミとして埋め立ててしまうのは「もったいない」という発想。それに加えて、ゴミを最終的に埋める「最終処分場」の容量も限界に近づいていたのです。

私が家電メーカーの広報部にいた頃、ちょうどこの法律が定着していく時期でした。メーカー側でも「製品設計の段階から、いかに分解しやすく、素材を取り出しやすくするか」を真剣に考えるようになった転換点だったと記憶しています。家電が「使い捨ての消耗品」から「資源の循環の一部」へと意識が変わったタイミング、と言ってもいいかもしれません。

家電リサイクル法に登場する4つの主体(消費者・小売店・メーカー・国)の役割

この法律の面白いところは、登場人物が4組いて、それぞれにきちんと役割が決まっていることです。

主体主な役割
消費者(私たち)リサイクル料金と収集運搬料金を支払い、適切なルートで家電を排出する
小売業者(家電量販店など)家電を販売した時や買い替え時に古い家電を引き取り、指定引取場所へ引き渡す
製造業者・輸入業者(メーカー)引き取った家電を再商品化(リサイクル)する。一定のリサイクル率を達成する義務がある
国・地方自治体制度を監督し、普及啓発を行う

「私たち消費者にも、ちゃんと役割があるんですね」と思っていただけたら嬉しいです。料金を払うだけでなく、正しいルートに渡すこと自体が、循環型社会への参加なのです。

家電リサイクル法の目的とリサイクル率の目標値

家電リサイクル法の目的は、大きく2つ。廃棄物の減量資源の有効利用です。これは環境省の家電リサイクル法の概要にも明記されています。

そのために、メーカー側にはリサイクル率の達成義務が課されています。リサイクル率の目標は品目ごとに設定されており、おおよそ55〜82%という高い水準です。エアコンなら80%、洗濯機・衣類乾燥機なら82%といった具合に、品目ごとに数値が決まっています。

つまり、私たちが「もう要らない」と手放した家電は、ゴミになって終わりではありません。新しい鉄やプラスチックの一部として、また別の製品に生まれ変わっています。手放すことに罪悪感を感じる必要はないのです。「次の何かに繋がる手放し方」を選べば、それだけで十分。

家電リサイクル法の対象は4品目!エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機をひとつずつ確認

家電リサイクル法の対象になっているのは、たった4品目だけ。エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機です。逆に言えば、それ以外の家電(電子レンジや掃除機など)は対象外。まずは、ご自宅の家電がどれに該当するかチェックしていきましょう。

対象品目1:エアコン(家庭用ルームエアコン)

家庭用のルームエアコンが対象です。リビングや寝室についている、いわゆる壁掛けタイプを思い浮かべていただければOK。室内機・室外機・配管はすべてセットで対象になります。

注意したいのは、取り外し工事の費用が別にかかるという点。エアコンは自分で取り外せるものではなく、専門業者にお願いする必要があります。リサイクル料金とは別に、取り外し工事費(おおむね5,000円〜10,000円程度)が発生することは頭に入れておきましょう。

ちょっとした実用ティップスを。夏前(5〜7月)と冬前(10〜11月)はエアコンの取り外し依頼が集中する時期です。引っ越しシーズンと重なると、業者の予約が埋まりやすくなります。買い替えや処分のご予定があるなら、シーズンの少し前に動き始めるのが賢いタイミングです。

対象品目2:テレビ(ブラウン管・液晶・有機EL・プラズマ)

テレビは方式を問わず対象になります。古いブラウン管式から、いま主流の液晶、有機EL、プラズマまで、すべて家電リサイクル法の対象です。

ここで覚えておきたいのが、テレビにはサイズによる料金区分があるということ。

  • 15型以下が「小」
  • 16型以上が「大」

この境目で料金が変わってきます。ご自宅のテレビが何型か、すぐに分かりますか?型番が分からない時は、画面の対角線をメジャーで測ってみてください。1インチ=2.54cmなので、たとえば対角線が約81cmなら32型相当、ということになります。

なお、カーナビ用のテレビや、チューナーが付いていないモニター単体は家電リサイクル法の対象外です。「テレビの形をしているけれど受信機能がない」場合は、自治体ルールで処分することになります。

対象品目3:冷蔵庫・冷凍庫

家庭用の電気冷蔵庫・冷凍庫が対象です。業務用は対象外ですので、ご家庭で使っているものなら基本的に該当すると考えてください。

冷蔵庫・冷凍庫もテレビと同じく、容量による料金区分があります。

  • 170L以下が「小」
  • 171L以上が「大」

容量はどこで確認できるかというと、本体の側面や背面に貼られている銘板(性能を記載した小さなシール)です。「定格内容積」という欄に「○○L」と書かれていますので、そこをチェックしてみてください。

ワインセラーや、独立したストッカー型の冷凍庫の扱いに迷う方もいらっしゃいます。基本的に「冷却機能を持つ家庭用の冷蔵・冷凍機器」であれば対象、と覚えていただければ大丈夫です。判断に迷う時は、購入店や家電リサイクル券センターに事前確認しておくと安心。

対象品目4:洗濯機・衣類乾燥機

全自動洗濯機、二槽式洗濯機、ドラム式洗濯機、そして衣類乾燥機が対象です。サイズによる料金の区分は基本的になく、ほぼ一律料金になっています。

少し豆知識を。衣類乾燥機が家電リサイクル法の対象に追加されたのは、2009年4月のこと。法律施行当初の3品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)に後から加わった経緯があります。同じタイミングで、液晶テレビとプラズマテレビも明示的に対象として加わりました。

「縦型洗濯機を使っていたけれど、ドラム式に買い替えたい」「洗濯機はそのままで、後から衣類乾燥機を導入したい」といった場面でも、古いほうの処分は家電リサイクル法のルートを通る必要があります。買い替え時は新しい家電を買うお店に相談するのが、いちばんスムーズです。

なぜこの4品目だけ対象?選ばれた理由とその他家電の扱い

「どうしてこの4品目だけが特別扱いなの?」と気になりますよね。理由は3つあります。

  • 大型・重量があり、有害物質も含むため、市町村のゴミ処理施設では処理が難しい
  • 鉄・銅・アルミ・ガラスなど、再商品化価値の高い資源が大量に含まれている
  • 国民への普及率が非常に高く、廃棄量も多い

つまり「ゴミとして処理しにくく、リサイクル価値が高く、台数も多い家電」が4品目に選ばれた、というわけです。

電子レンジや掃除機、炊飯器、ドライヤーなどの小型家電は、別の法律「小型家電リサイクル法」でカバーされています。こちらは記事の後半で詳しく触れていきますね。

家電リサイクル料金はいくら?品目別・サイズ別の最新料金一覧(2026年4月版)

「いざ捨てるとなると、いくらかかるんだろう」。これは多くの方が一番気になるポイントだと思います。ここでは2026年4月時点の最新リサイクル料金を、品目とサイズ別にまとめてご紹介します。

なお、リサイクル料金はメーカーごとに微妙に違います。同じ「エアコン」でも、メーカーが変わると数百円から千円以上の差が出ることも。なぜ差が出るのか、その理由も合わせて解説していきますね。

エアコンのリサイクル料金(550円〜2,000円)

エアコンのリサイクル料金は、4品目のなかでもっとも低めの設定。主要メーカーの料金は次のとおりです。

メーカーリサイクル料金(税込)
パナソニック550円
ダイキン工業550円
シャープ990円
三菱電機990円
日立990円
アイリスオーヤマ2,000円
指定法人ルート(メーカー不明など)2,000円

「同じエアコンでも、なぜメーカーで料金が違うんですか?」とよく聞かれます。これは、各メーカーがリサイクルにかかる実費を独自に計算して料金を決めているからです。回収量が多いメーカーは1台あたりの単価を下げやすかったり、リサイクル工程の効率化が進んでいると料金を抑えられたり。

私が広報部で見ていた限り、メーカー各社は「リサイクル料金をいかに低く抑えられるか」を地道に努力していました。

テレビのリサイクル料金(小:1,320円〜1,870円/大:2,420円〜2,970円)

テレビは方式とサイズで料金が変わります。

方式・サイズ主要メーカー料金(税込)
ブラウン管式・小(15型以下)1,320円〜1,870円
ブラウン管式・大(16型以上)2,420円〜2,970円
液晶・有機EL・プラズマ式・小(15型以下)1,870円
液晶・有機EL・プラズマ式・大(16型以上)2,970円

液晶や有機ELといった薄型テレビは、ブラウン管に比べて若干高めの料金設定になっています。これは、液晶パネルに使われている素材のリサイクルに手間がかかるため。技術が進歩するほど料金が下がるかというと、必ずしもそうではないのが面白いところです。

冷蔵庫・冷凍庫のリサイクル料金(小:3,740円/大:4,730円)

冷蔵庫・冷凍庫は、4品目のなかでもっとも料金が高い品目です。

容量主要メーカー料金(税込)
小(170L以下)3,740円
大(171L以上)4,730円

冷却に使われている冷媒ガス(フロン類)の適切な回収・処理が必要なこと、断熱材の処理にも手間がかかることが、料金が高い理由です。

ここでひとつ整理収納の現場視点から。冷蔵庫の処分で意外と見落としがちなのが、搬出経路です。マンションの狭い廊下、階段、エレベーターのサイズ。「玄関までは出せたけれど、共用廊下で角を曲がれない」というケースは、私のクライアント宅でも何度かありました。

階段からの吊り下ろしや特殊な搬出が必要だと、運搬料金が大きく上乗せされることも。引き取り依頼の前に、購入時に運び込んだ経路を逆にたどれるか、ぜひ確認しておいてくださいね。

洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金(2,530円)

洗濯機・衣類乾燥機は、主要メーカーで一律2,530円が基本です。ドラム式でも縦型でも、料金は同額。衣類乾燥機を単体で処分する場合も同じ料金になります。

ただし、リサイクル料金は同じでも、ドラム式の重い洗濯機などは搬出に人手が必要で、運搬料金がやや高めに設定されることがあります。見積もり時に総額を確認するのがおすすめです。

リサイクル料金にプラスして「収集運搬料金」も発生します

ここまで「リサイクル料金」のお話をしてきましたが、実際に支払う総額はそれだけではありません。家電を引き取って、指定引取場所まで運ぶ手間賃=収集運搬料金が別途必要になります。

項目概要金額目安
リサイクル料金メーカーが定める再商品化費用550円〜4,730円(品目・サイズで変動)
収集運搬料金小売店や回収業者が定める運搬手数料1品目あたり1,000〜3,000円程度

たとえば液晶テレビの大(2,970円)を業者に引き取ってもらう場合、収集運搬料金が2,000円なら、合計4,970円。冷蔵庫の大(4,730円)に運搬2,500円なら、合計7,230円という計算になります。

実は、この収集運搬料金を0円にできる方法があります。それは「指定引取場所に自分で持ち込む」方法。詳しくは次の章でお話ししますね。

最新かつ正確な料金は、家電リサイクル券センター(RKC)の料金一覧ページでいつでも確認できます。メーカー名と品目を選ぶだけで税込金額がすぐに表示されるので、処分前にチェックする習慣をつけておくと安心です。

家電4品目の正しい処分方法4つ|ご家庭の状況にあった方法を選ぼう

ここからは「具体的にどう処分すればいいの?」という、いちばん知りたいパートに入っていきます。家電4品目の正しい処分方法は、大きく分けて4つ。それぞれメリット・デメリットがあるので、ご家庭の状況に合った方法を選んでくださいね。

方法1:買い替え時に新しい家電を買うお店に引き取ってもらう

いちばんラクで、もっともポピュラーなのがこの方法です。家電量販店やネット通販で新しい家電を購入する時、「古い家電の引き取り」をオプションで依頼できるサービスがあります。

新しい家電の配送と同時に、古い家電を持って帰ってくれるので、玄関先で交換する感覚。重い冷蔵庫や洗濯機を自分で運び出さなくていいのは、本当にありがたいですよね。

メリットは、なんといっても手間がかからないこと。デメリットは、収集運搬料金が発生することくらいです。買い替え予定があるなら、迷わずこの方法をおすすめします。

方法2:処分する家電を購入したお店に引き取り依頼

買い替えはせず、処分だけしたい場合でも、その家電を「買ったお店」には引き取り義務があります。これは家電リサイクル法でしっかり定められたルール。

連絡する時にスムーズなのは、購入店の店舗名や連絡先、家電の品番、購入時期がパッと答えられる状態。整理収納の現場でよく相談を受けるのが「もう何年も前に買ったから、お店の記録が残ってない」というお悩みです。

そんな時は、次の3つを順番に探してみてください。

  • 保証書(型番と購入日が記載されている)
  • 購入時の納品書やレシート
  • クレジットカードの過去の明細(オンラインで遡れる場合あり)

このうちどれかひとつでも見つかれば、お店に相談する糸口になります。

方法3:自分で指定引取場所へ持ち込む(収集運搬料金が0円に)

少し手間はかかりますが、収集運搬料金を節約したい方には絶好の方法です。全国に設置されている「指定引取場所」に、自分で家電を運び込みます。これならリサイクル料金だけで済むので、合計金額が数千円安くなります。

手順はシンプル。

  1. 最寄りの郵便局で「家電リサイクル券」を購入し、リサイクル料金を支払う
  2. 家電リサイクル券に必要事項(メーカー名・品目・サイズ)を記入する
  3. 指定引取場所に家電とリサイクル券を持ち込む

軽トラックや大きめのワンボックスがある方、運搬を手伝ってくれる家族がいる方なら、十分検討する価値があります。指定引取場所は家電リサイクル券センターの公式サイトで全国検索ができますので、お住まいのエリアの最寄り場所を事前に調べておきましょう。

方法4:自治体の案内に従って処分する

「購入店が分からない」「お店が閉店してしまった」「引っ越し先のエリアでは購入店との取引が難しい」。そんな時は、お住まいの自治体(市区町村)に問い合わせるのが正解です。

自治体は家電リサイクル法に対応した「許可業者」を案内してくれるケースが多く、その業者経由で正規ルートに乗せることができます。手順や料金は自治体ごとに違うので、まずは市区町村のホームページで「家電リサイクル」「家電4品目」のページを探してみてください。

ひとつだけ強くお伝えしたいのは、無許可の不用品回収業者にだけは絶対に頼まないでくださいということ。理由は次の章で詳しくお話しします。

リサイクル料金を払わずに家電を手放す方法はある?「買取」という賢い選択肢

ここまで「処分のお金」の話をしてきましたが、実はもうひとつ、選択肢があります。それが「買取」です。整理収納アドバイザーとして、私がいちばんお伝えしたい選択肢でもあります。

まだ動く家電は「買取」で手放せばお金になる

故障していない家電は、廃棄物ではなく中古品としての価値を持っています。買取に出せばリサイクル料金を払う必要がなく、それどころか売却代金を受け取れる可能性すらあるのです。

私のクライアントさんで、ご実家の片付けをきっかけに「使っていない3年前の冷蔵庫を捨てるしかない」と思い込んでいた方がいらっしゃいました。試しに買取査定に出してみたところ、想像以上の金額がついて、ご本人が驚いていらしたのを覚えています。

「まだ使えるのに捨てる」というのは、心理的にもったいない気持ちが残りやすいんですよね。買取という選択肢なら、「次の誰かに大切に使ってもらえる」という納得感が得られます。私が大切にしている「使わなくなったモノを、次に必要とする人へ繋ぐ」という考え方に、いちばん近い手放し方かもしれません。

買取査定でチェックされる4つのポイント

買取の査定額は、主に次の4つのポイントで決まります。

チェック項目査定でのポイント
製造年おおむね5年以内が目安。新しいほど査定額が上がりやすい
型番・メーカー国内有名メーカーや人気モデルは高評価。型番は本体側面か背面の銘板で確認
動作状態電源が入る、正常に動く、異音がしない、エラーが出ない
付属品リモコン、取扱説明書、元箱、配線類が揃っていると印象アップ

型番の確認方法ですが、ほとんどの家電は本体の側面または背面に「銘板」と呼ばれる小さなシールが貼られています。そこに型番、製造年、製造番号、定格などが記載されていますので、査定前にスマホで写真を撮っておくと話が早く進みます。

ちょっとしたコツとして、査定前に表面のホコリや汚れを軽く拭くだけでも印象が変わります冷蔵庫の天板、テレビの画面、洗濯機の操作パネル。「丁寧に使われてきた家電だな」と査定担当者に伝わると、査定額にも好影響があります。

買取に出せる家電・出せない家電の見分け方

ざっくりした目安をお伝えしますね。

買取に出せる可能性が高い家電。

  • 製造から5年以内
  • 動作が正常
  • 付属品が揃っている
  • 国内大手メーカー、または人気の海外メーカー

買取が難しい家電。

  • 製造から10年以上経過している
  • 故障している、エラーが出る
  • ニオイ、カビ、サビ、汚れが取れない
  • ノーブランドや極端にマイナーなメーカー

ここで大切なのは、「迷ったら一度、無料査定に出してみる」というスタンスです。査定は無料の業者がほとんどなので、出してみてダメだった場合は、その時点で改めてリサイクル法に沿った処分を考えれば良いだけ。動く家電を捨ててしまう前に、一呼吸置いて査定に出してみる。それだけで、想像以上のお小遣いが手元に残ることもあります。

家電リサイクル法の対象外品目はどう処分する?電子レンジ・掃除機・小型家電の捨て方

「電子レンジは家電リサイクル法の対象なの?」「掃除機はどう捨てればいいの?」というご質問もよくいただきます。結論からお伝えすると、4品目以外の家電は別の法律でルールが決まっています。

4品目以外は「小型家電リサイクル法」の対象に該当

4品目以外の家電は、ほとんどが「小型家電リサイクル法」の対象です。この法律は2013年4月に施行され、約400品目・28類型の家電を対象としています。

具体的にどんな家電が含まれるかというと、たとえば次のようなものです。

  • 電子レンジ、トースター、炊飯器
  • 掃除機、空気清浄機、扇風機
  • ドライヤー、電気シェーバー
  • パソコン、タブレット、デジタルカメラ
  • 携帯電話、スマートフォン、ゲーム機
  • 電気カミソリ、電動歯ブラシ

どれも家庭で1つは使っているもの、という感じですよね。これらの家電も、レアメタル(金・銀・銅・パラジウムなど)が含まれていて、リサイクル価値があるのです。

対象外家電の主な処分方法(自治体・量販店・買取)

小型家電の処分方法は、主に4パターンあります。

処分方法概要料金の目安
自治体の小型家電回収ボックス市役所、公共施設、家電量販店などに設置基本的に無料
家電量販店の回収サービス店頭または出張で回収。一部有料無料〜数百円
粗大ごみとして自治体に出す一定サイズ以上の場合に粗大ごみ扱いに数百円〜千円程度
買取業者に出す動くもの、5年以内のもの0円〜売却代金

整理収納の現場で時々あるのが、コンセント1つで動く小さな家電をまとめて買取査定に出すと、意外な値段がつくという話。コーヒーメーカー、ホームベーカリー、フードプロセッサー、最新のヘアアイロン。1つ1つは大したことなくても、まとめると数千円〜数万円になることも珍しくありません。

家電4品目を売却する際に「ついでに小型家電もまとめて見ていただけますか?」と聞いてみると、思わぬ収益になることもあります。

家電リサイクル法に違反するとどうなる?不法投棄の罰則と違法業者への注意点

ここまで「正しい処分方法」をお伝えしてきましたが、最後にどうしてもお話ししておきたいのが、違反した場合のリスク違法業者の見分け方です。これは、皆さんの暮らしを守るためにも、ぜひ知っておいてほしい内容になります。

不法投棄は最大5年の懲役または1,000万円以下の罰金

家電リサイクル法そのものに、消費者個人への罰則は定められていません。ただし、決められたルートを通さずに山林や空き地、海岸などに家電を捨てた場合、別の法律「廃棄物処理法」で厳しく罰せられます。

具体的には、個人の不法投棄でも5年以下の懲役、または1,000万円以下の罰金(または両方)。法人なら最大3億円以下の罰金が科される可能性があります。

「ちょっとくらい大丈夫」「誰も見ていないから」という気持ちが、人生を大きく変える代償になりかねません。実際、ニュースで報じられる不法投棄事件のなかには、家電1台の不法投棄で逮捕された例もあるのです。家電を手放す時は、必ず正規ルートを通す。これだけは、絶対に守ってほしいルールです。

「無料回収」をうたう違法業者には絶対に頼まない

街中を「無料で家電を回収します」と巡回するトラック、ポスティングのチラシ、SNSやネットで見かける「無料回収」業者。これらのなかには、必要な許可(一般廃棄物収集運搬業の許可)を持たない違法業者がたくさん紛れています。

無許可業者に依頼してしまうと、次のようなトラブルに巻き込まれるリスクがあります。

  • 「無料」と言われたのに、回収後に高額な料金を請求される
  • 回収された家電が山林や空き地に不法投棄される(依頼者も加担した形になる)
  • 個人情報(家電に残るデータなど)が悪用される
  • 後日、自治体や警察から問い合わせを受ける

信頼できる業者かどうかを見分けるポイントは、市区町村が発行する一般廃棄物収集運搬業の許可番号を明示しているか。会社のホームページや見積書に、許可番号と許可自治体名が書かれているか、必ずチェックしましょう。

少しでも怪しいと感じたら、お住まいの自治体の窓口に相談するのが安心。「この業者は大丈夫ですか?」と一本電話を入れるだけで、トラブルは防げます。

よくある質問(FAQ)

Q: 家電リサイクル料金は誰が支払うのですか?

家電リサイクル料金は、家電を処分する消費者(=排出者である私たち自身)が支払います。これは、製造業者がリサイクルにかかる費用を、利用者側で公平に負担しようという考え方に基づいています。新しい家電を購入する時にあらかじめ料金が含まれている海外の制度とは違って、日本では「捨てる時に払う」方式が採用されています。

Q: 家電リサイクル券はどこで買えますか?

ご自分で指定引取場所に持ち込む場合や、許可業者に処分を依頼する場合は、最寄りの郵便局で家電リサイクル券を購入できます。購入時にリサイクル料金もその場で支払う流れです。一方、家電量販店や購入店経由で処分する場合は、お店側が代わりに発行してくれるので、こちらで別途購入する必要はありません。

Q: 家電リサイクル料金は2026年に値上げされたのですか?

2026年4月の改定では、一律値上げではなく、メーカーや品目によって引き下げと引き上げが混在しています。たとえば、エアコンの一部メーカー(パナソニック・ダイキン)では550円まで料金が下がりました。一方、上昇したメーカーや品目もあります。最新情報は家電リサイクル券センター(RKC)の公式料金表で必ず確認してください。

Q: テレビの「大」と「小」の境目は何インチですか?

テレビの大小区分は、画面サイズ(対角線の長さ)で決まります。15型以下が「小」、16型以上が「大」です。料金もこの区分で変わるので、ご自宅のテレビの型番を一度確認しておくと安心です。型番が分からない時は、画面の対角線をメジャーで測ってみてください。

Q: 動く家電も必ずリサイクル料金を払わないと処分できませんか?

廃棄として処分する場合はリサイクル料金が必要です。ただし、動く家電を買取に出すのなら、料金は不要。むしろ売却代金を受け取れる可能性があります。製造から5年以内、付属品あり、動作正常な家電であれば、まず買取査定を検討してみてください。査定はほとんどの業者で無料です。

Q: 家電リサイクル法の対象外(電子レンジなど)はどう捨てればいい?

電子レンジ、掃除機、炊飯器、ドライヤーなどは、家電リサイクル法ではなく「小型家電リサイクル法」の対象です。お住まいの自治体に設置されている小型家電回収ボックスに出すか、家電量販店の回収サービス、または買取業者の査定で対応できます。サイズが大きい場合は粗大ごみ扱いになることもあるので、事前に自治体ルールを確認してください。

Q: 引っ越し業者にまとめて家電を引き取ってもらえますか?

引っ越し業者のなかには家電リサイクル法に基づいた引き取りに対応しているところもありますが、業者によって対応はさまざまです。事前に「家電4品目の引き取りは可能か」「リサイクル料金と運搬料金の合計はいくらか」を必ず確認しましょう。引っ越し見積もりの段階で家電処分についても合わせて相談すると、トータルでお得になるケースもあります。

まとめ

家電リサイクル法は「家電を捨てる時のルール」と覚えてしまえば、決して難しいものではありません。最後に、この記事の大切なポイントをおさらいしておきましょう。

  • 対象は4品目だけ。エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機
  • リサイクル料金はメーカーとサイズで変動。エアコン550円〜、テレビ1,870円〜、冷蔵庫3,740円〜、洗濯機2,530円が目安(2026年4月時点の主要メーカー料金)
  • 処分方法は4つ。買い替え時の引き取り、購入店への依頼、指定引取場所への持ち込み、自治体経由
  • 動く家電は買取に出すという選択肢があることを忘れずに

そして、私から最後にお伝えしたいことがあります。家電を捨てると決める前に、ほんの少しだけ「この子、まだ次の人に使ってもらえないかな?」と考える時間を持ってあげてください。動く家電には、捨てる以外の道がきっとあります。買取に出してダメだった時、そこで初めてリサイクル法のルートを選べばいいのです。

まずは、今お手元にある家電を見渡してみてください。型番をスマホで撮影して、買取業者の無料査定に出してみる。たったそれだけの一歩で、新しい価値の循環が始まります。あなたとご家族の暮らしが、もっと心地よく、もっと豊かになりますように。

ぜひ「高価」査定額を実際にお確かめください

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