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家電の型番・品番の調べ方。これさえ見ればOK!主要メーカー別完全ガイド

こんにちは、整理収納アドバイザーの佐藤優子です。

「家電を売ろうと査定を申し込んだら、型番を教えてくださいと言われて固まってしまった」。そんな経験はありませんか。

実はこれ、探し方が悪いわけではないんです。私は以前、家電メーカーの広報部に8年ほどおりました。その経験からお伝えすると、メーカーによって「型番」の呼び方そのものが違うため、公式サイトで型番と検索しても見つからないことがあるのです。

この記事では、製品別とメーカー別の両方から探せるようにまとめました。シールが読めなくなっていても大丈夫ですよ。

家電の型番はここ!
大型家電の型番は、重い本体を動かさなくても見つかる場合があります。冷蔵庫はドアの内側、洗濯機は上ぶた裏や側面、テレビは背面、エアコンは室内機の下側から確認してください。

型番と品番、製造番号は何が違う? 買取や問い合わせで伝えるべきはどれか

型番とは「その家電が何者か」を表す番号のこと

型番とは、メーカーがその機種につけたモデル番号のことです。同じ機種であれば、全国どのご家庭にあるものも同じ番号になります。製品にとっての名札のようなもの、とイメージしてください。

見た目の特徴は、アルファベットと数字の組み合わせで、たいていハイフンが入っていること。「GR-R600FZ」「AW-7D2」といった具合です。パナソニックの公式サイトによると、末尾の「-W」などは色を表す記号なのだそう。査定で伝えるときは末尾まで含めてお伝えくださいね。

製造番号(シリアルナンバー)は1台ごとに違う「個体の番号」

型番と並んで書かれていることが多いのが製造番号です。シリアルナンバーとも呼ばれ、製造された1台ごとの固有の番号で、8桁から12桁の英数字が使われます。

見分ける目安は、ハイフンが入ってアルファベットが混ざっているほうが型番、桁数が長く数字が中心のほうが製造番号。「番号が2つあってどちらを言えばいいのか」というお声をよくいただきますが、買取査定で必要なのは型番のほうです。製造番号は修理や保証の手続きで使うものなので、気にしなくて大丈夫です。

メーカーによって呼び方が違う(品番・形名・型式・機種名)

ここが、多くの方がつまずく本当の理由です。実はメーカーの公式サイトでは、「型番」という言葉がほとんど使われていません。

メーカー公式での呼び方シールの呼び方
パナソニック品番品番シール・銘板
シャープ形名銘板シール
東芝ライフスタイル形名銘版シール
日立型式品質表示板
三菱電機形名品質表示ラベル
ダイキン機種名銘板
ソニー型名
象印・タイガー本体品番品番シール

私がメーカーにいた頃も、社内では「品番」としか呼んでいませんでした。呼び方が違うだけで、指しているものは同じです。日立の型式表示位置の目安でも、全カテゴリが「品質表示板」という独自の呼び方で統一されています。

冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン・電子レンジ|家電別の型番の場所一覧

冷蔵庫の型番は「冷蔵室のドアを開けた内側」にあります

冷蔵庫は、冷蔵室のドアを開けて内側を見てください。右側の扉の内側にあることが最も多いです。

日立は「冷蔵室ドアの内側の品質表示板の中」、東芝は「冷蔵庫右扉の内側」、三菱電機は「冷蔵室扉の内側の薄緑のラベル内」。会社が違ってもだいたい同じ場所なんですね。重い本体を動かさずに見つかりますので、まずはここから開けてみてください。

洗濯機の型番は縦型とドラム式で場所が変わります

洗濯機は、家電のなかでも特に場所が分かれます。

縦型(全自動・洗濯乾燥機)は、上ぶたの裏側、本体背面の上部、前面の操作パネル付近。ドラム式は、本体右側面の下側手前、洗剤ケースの上、スタートボタンの右横あたり。二槽式であれば、右側のふたの裏側です。

なお、シャープの公式ページには「上記の掲載箇所以外の場合もあります」という注意書きがあります。メーカー自身がそう書くくらいですから、すぐに見つからなくても、あなたの探し方が悪いわけではありません。

テレビは背面のシール、または「リモコンのボタン」で確認できます

テレビの型番は、画面下の枠(ロゴの近く)か、本体背面のシールにあります。

ただ、テレビを持ち上げて後ろを覗こうとして、ひやりとした経験はありませんか。大型や壁掛けの場合、無理に動かすのは危険です。そこで知っておいていただきたいのが、リモコンから確認する方法。ソニーのブラビアなど一部の機種では、リモコンの「ヘルプ」ボタンを押すと画面に型名が表示されます。

エアコンは室内機の下側、室外機は側面を見ます

エアコンで必要になるのは、基本的に室内機の型番です。

室内機は、下面または側面の銘板、吹出口の下側、前面パネルを開けた内側を確認してください。室外機は側面の銘板です。売却や引き取りを依頼する場合は、両方を控えておくと話がスムーズに進みます。

電子レンジ・掃除機・炊飯器など、その他の家電はここを見る

そのほかの家電についても、代表的な場所をまとめておきます。

  • 電子レンジ・オーブンレンジ:本体に向かって右側面、または背面
  • 掃除機:本体の裏面
  • 炊飯器:側面または背面(象印は正面や天面、タイガーは背面)
  • IHクッキングヒーター:排気口の中、前面扉の側面、上ルーバーを外した奥のいずれか

IHクッキングヒーターは、日立も「製品により表示場所が異なります」と案内するほど分かりにくい製品です。小型家電なら、本体の裏面か底面でたいてい見つかります。

主要メーカー別|型番の頭文字でわかる家電の種類(パナソニック・シャープ・日立・東芝ほか)

東芝は「形名」。冷蔵庫はGR-、洗濯機はAW-/TW-で始まります

主要メーカーのなかで最も分かりやすく情報を公開しているのが東芝ライフスタイルです。製品ごとの頭文字が公式に明記されています。

製品形名の頭文字記載場所
冷蔵庫GR-右扉の内側の銘板シール
ドラム式洗濯乾燥機TW-本体右側面(下側手前)
タテ型洗濯機AW-上部ふたの裏側または背面
二槽式洗濯機VH-右側のふたの裏側
オーブン・電子レンジER-、EMC-、T-、M-本体右側面
掃除機VC-本体の裏面
ルームエアコンRAS-室内機の吹出口下側

頭文字を知っていると、シールに並んだ文字のなかから型番だけを一発で見つけられます。詳しくは形名と製造番号の調べ方をご覧ください。

シャープは「形名」。冷蔵庫SJ-、洗濯機ES-、エアコンAY-/AC-

シャープの家電は、冷蔵庫が「SJ-」、洗濯機・衣類乾燥機が「ES-」、エアコンの室内機が「AY-」または「AC-」で始まります。製品ごとに解説ページが分かれていて一覧がないため、この3つを覚えておくと探すのがぐっと楽になります。

パナソニックは「品番」。ロゴの近くのラベルを探します

パナソニックの品番の記載場所はというページには、「『Panasonic』ロゴの近くや、ラベルに記載されています」と書かれています。

家電を横断した一覧ページがないため、まずは「品番」という呼び方だけ覚えておいてください。それだけで公式サイトでも情報にたどり着けます。

日立は「型式」。すべての家電で「品質表示板」の中にあります

日立の家電は、すべてのカテゴリで「品質表示板」という同じ名前のラベルに型式が記載されています。これは覚えやすくて助かりますね。

冷蔵庫なら冷蔵室ドアの内側、洗濯機なら操作パネルや側面、ルームエアコンなら底面または側面、電子レンジと炊飯器なら側面。どれも品質表示板の中にあります。

三菱電機・ダイキン・ソニー・象印・タイガーの場合

三菱電機は「形名」。ルームエアコンは室内機の下面、冷蔵庫は冷蔵室扉の内側の薄緑のラベル内です。公式が「形名の中には、シリーズ名・何年度モデルといった情報が含まれています」と説明している点は、覚えておくと役に立ちます。

ダイキンは「機種名」で、製品タイプ別に銘板の位置図を公開。ソニーは「型名」で、保証書または製品本体に記載されています。象印とタイガーは「本体品番」で、象印の炊飯ジャーはNX、NW、NP、NH、NS、NLのいずれかで始まります。

※なお、アイリスオーヤマやバルミューダには、型番の調べ方を解説した公式ページが見当たりませんでした。本体のシールを直接探す形になります。

型番シールが読めない・見つからないときの対処法

スマホのライトとカメラを使えば、かすれた文字も読めます

シールが黄ばんでいたり、文字がかすれていたり。長く使った家電ほど、こうなりますよね。そんなときはスマートフォンの出番です。コツは3つあります。

  • ライトは真正面からではなく、斜めから当てる(正面だと反射して余計に読めません)
  • 読めなくても、とりあえず写真を撮って、あとから画面上で拡大する
  • 汚れている場合は、乾いた柔らかい布で軽く拭く(水拭きや洗剤はシールを傷めます)

私も以前、洗濯機の裏を懐中電灯で照らしながらメモを取ろうとして諦めかけたことがあります。写真を撮って拡大するだけでよかったんですね。

保証書・取扱説明書・購入時のレシートからも確認できます

本体のシールが絶望的でも、まだ手はあります。保証書には必ず型番の欄がありますが、「品番」「形名」「型式」と書かれているのでご注意を。取扱説明書なら表紙か裏表紙、紙が残っていなくてもメーカーのダウンロードページで探せます。家電量販店の会員ページや通販サイトの注文履歴からたどる方法もあります。

保証書と取扱説明書は、家電ごとにクリアファイルにまとめておくと、次に必要になったときに慌てずに済みますよ。

そもそもメーカーがわからない家電はどうする?

実は「型番の場所」よりも深刻なのが、メーカー自体が分からないケースです。

でも、ご安心ください。本体シールには、メーカー名も必ず併記されています。経済産業省の電気用品安全法の表示に関するページによると、PSEマークや届出事業者名の表示は法律で義務づけられているのです。シールがまったくない家電は基本的にありません。

ロゴは分かるけれど社名が読めないという場合は、家電リサイクル券センターのメーカー名検索で、ロゴマーク名から探せます。

どうしても見つからないときは、写真を撮って相談すれば大丈夫

それでも見つからないときは、無理に頑張らなくて大丈夫。多くの買取業者は、本体全体とラベル部分の写真2枚があれば、おおよその金額を出せます。型番が分からないままでも査定は依頼できますので、諦めてしまわないでくださいね。

型番がわかったら何ができる? 製造年式の調べ方と買取査定への活かし方

製造年式は型番と同じシールに書かれています

製造年(製造年月)は、型番と同じ銘板シールに「2019年製」のように書かれていることがほとんどです。買取価格を最も大きく左右するのがこの製造年ですから、一緒に控えておきましょう。

型番から年式が読み取れる場合もあります。ちなみに、電源コードの数字や製造番号の頭2桁で製造年が分かるという説明を見かけますが、これはメーカー共通のルールではありません。あくまで目安と考えてくださいね。

型番があれば、家電リサイクルの対象かどうかも調べられます

型番が分かると、家電リサイクルの手続きにも役立ちます。家電リサイクル券センターのリサイクル料金 製品型名検索では、型名を入力すると対象品目かどうかを調べられます。「ハイフン等、本体や銘板に記載されている型名通りに入力してください」との案内があるので、シールのとおりに入力するのがコツです。

対象は、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目。売るにしても処分するにしても型番は必要になりますから、調べておいて損はありません。

リコール対象になっていないかの確認にも使えます

もうひとつ、安全に関わる大切な使い道があります。古い家電を使い続けたり、どなたかに譲ったりする前に、リコールの対象になっていないか確認しておくと安心です。製品評価技術基盤機構(NITE)の「SAFE-Lite」で、事故情報とリコール情報を調べられます。

型番をメモしておくと、査定がスムーズに進みます

最後に、査定に出すときのチェックリストをご用意しました。

  • メーカー名
  • 型番
  • 製造年
  • 目立つ傷や汚れの有無
  • 付属品(リモコン、取扱説明書、保証書)が揃っているか

写真を送る場合は、本体全体とラベル部分のアップの2枚をセットにすると査定の精度が上がります。私はいつもスマートフォンのメモアプリに家電の型番を控えていますが、買い替えのときも故障したときも、この一手間が本当に助けてくれるんです。

よくある質問

Q. 型番と品番は同じものですか?

呼び方が違うだけで、指しているものは基本的に同じです。パナソニックは「品番」、シャープや東芝は「形名」、日立は「型式」と呼びます。査定では、本体シールのアルファベットと数字の組み合わせをお伝えいただければ大丈夫です。

Q. 型番と製造番号、どちらを伝えればいいですか?

買取査定では型番です。製造番号は1台ごとの固有の番号で、修理や保証の手続きに使います。ハイフンが入ってアルファベットが混ざっているほうが型番、数字が中心で桁数が長いほうが製造番号であることが多いです。

Q. 型番のシールが剥がれていて読めません。売ることはできますか?

できます。多くの買取業者は、本体全体とラベル部分の写真があれば、おおよその査定額を出せます。保証書や取扱説明書、購入時の注文履歴からも型番を確認できますよ。

Q. メーカーの公式サイトで「型番」と検索しても出てきません。なぜですか?

メーカーが公式には「型番」という言葉を使っていないからです。パナソニックなら「品番」、シャープや東芝なら「形名」、日立なら「型式」で検索してみてください。

Q. 型番から製造年はわかりますか?

メーカーや製品によります。三菱電機のように、形名の中に何年度モデルという情報が含まれていると公式が説明しているケースもありますが、すべてのメーカーで読み取れるわけではありません。確実なのはシールの製造年表示です。

Q. エアコンは室内機と室外機、どちらの型番が必要ですか?

基本的には室内機の型番があれば大丈夫です。ただし買取や引き取りを依頼する場合は、室外機の型番も控えておくと話が早く進みます。

まとめ

型番は、メーカーによって「品番」「形名」「型式」「機種名」と呼び方が変わるだけで、指しているものは同じです。冷蔵庫はドアの内側、洗濯機は上ぶたの裏か側面、テレビは背面かリモコンから、エアコンは室内機の下側。この4つを覚えておけば、たいていの場面で困りません。

型番を調べるという小さな一手間は、その家電を次に必要とする誰かへ手渡すための、最初の一歩でもあります。難しそうに見えるかもしれませんが、場所さえ分かってしまえば3分で終わりますよ。

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